ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


お前なんか死ねばいい
それが戦争の合図でした
理論武装とビニール傘
臨戦態勢の汚れたハンカチ


薬莢の代わりの暴論で
罪なき卑怯者を撃ち抜いて
聖者の行進の障碍者たちに
紛れて痛みさえ誤魔化して


セーラー服の返り血は
少女の最後の悪足掻き
人を殺すように人を産む
そんな幸せへの悪足掻き


戦争の最後はいつも爆弾
愛も間違いも区別なく燃やす
そうして焼け野原になった心には
憧憬だけが独りで佇みます




「お前なんか」