ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


近日の水不足のせいで
涙はとうに枯れました
ただ溶け残った血栓が
僕の心を腐らせていきます


禁止用語の看護婦さんが
性的献血を求めます
水量のないこの世の中に
人の形は困難を極めます


愛の八十パーセントは水分です
流れて溢れてこぼれるのです
この渇いた生存自体が
悲しみさえも無為にさせます


もしも願いが叶うなら
また貴方と裸で海を泳ぎたい
無垢な心を蒸留したソーダ水で
遊び疲れた喉を潤したいのです




「愛の水分」