2013-06-04 ■ 孤独に半壊した心は 静かに時計の針を止める それから必然的にこの僕は 暗い海を裸のまま漂う 降り注いだ幾千の愛 叶わなかったこの想い 人生に負けた大人たちが 僕に頑張れと嘯けども この海には魚はいない いるのは罪なき水子たち 理由を知らないその不幸が 永眠の幸福に相殺されてく 子宮に愛が宿るとするなら ポルノは全て聖書になり得る 生まれた意味の知りたがりは 海底に辿り着くまでの追想に 「愛なき暗黒の海」