ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


交通事故のような恋でした
だから貴方が轢き殺されて
その命の在り処が失われて
この恋は完璧になったのです


貴方はとても綺麗になった
僕の耳障りの好い言葉を囁き
いつまでも僕の傍にいるのだ
何一つ間違いも問題もない恋心


想えば出逢った頃の貴方は
僕とは違う人間だった
言葉も思想も顔色もその肌も
僕には突然過ぎたのです


だから貴方が死んだこの日に
ようやく僕は貴方になれた
他人が幾ら僕の狂気を証明しても
幸せな恋物語は僕の永遠となる




「交通事故:泣いてもいいの」