ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


宝石になった愛しい貴方を
薄暗い路地裏で拾ってる
月明かりに照らされて輝くのが
なんだか悲しくて辛いなあ


僕の胃の中で蠢く愛を
全て吐いたら楽なのに
僕の勇気は結実せずに
誤魔化してできた黒い石


十字架に吊るされた貴方に
祈りを捧げる苦しさを
飲み込もうなんて思ってた
若き僕はその時殺すべきだった


貴方はいつまでも宝石で
泣いてる僕を無視するの
その静寂の優しさで
路地裏に夜が降り積もる




「宝石」