2013-05-09 ■ 宝石になった愛しい貴方を 薄暗い路地裏で拾ってる 月明かりに照らされて輝くのが なんだか悲しくて辛いなあ 僕の胃の中で蠢く愛を 全て吐いたら楽なのに 僕の勇気は結実せずに 誤魔化してできた黒い石 十字架に吊るされた貴方に 祈りを捧げる苦しさを 飲み込もうなんて思ってた 若き僕はその時殺すべきだった 貴方はいつまでも宝石で 泣いてる僕を無視するの その静寂の優しさで 路地裏に夜が降り積もる 「宝石」