2013-05-08 ■ 生傷だらけの少女に 僕の心臓は銀の杭を打たれる 彼女の挑発的な瞳には 索漠の涙が流れ落ちる 機械仕掛けの両手では 愛の肋骨を折り畳んでしまうだけ 天然素材の頭では やがて人であることも忘れるだろう ベランダの柵を乗り越えた 小石は誰かの頭を吹き飛ばす 貴方じゃなくて本当に良かった そのような感性が僕の全てだ 屈服している女など 実はこの世にはいないのです 貴方が冒涜した僕の言葉を 今日も大切に頭へと振り下ろす 「小石を投げては罪深く」