ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


恋する排気ガスが
有毒なハートを吐き捨てる
それを吸った恋人たちは
片想いの呪いにかかる


街中を自殺風が吹く
恋心すら劇薬ならば
或いは僕が恋するのならば
死ねる程に服用するのだろう


野良猫の死体を踏み越えて
この便利な街は塗り固められる
空気中のO2はもう限界で
ヘッドライトの灯りがその合図だ


それを人は悪臭と呼ぶだろう
疎外されて初めて気づく気持ちもある
僕の懐かしいものを想起させる
道行く暴言の後に漂う恋慕などは




「恋する排気ガス」