ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


独りで歩くのに慣れなくて
煙草を吸うようになりました
吐いた煙は理想の恋人
なりかけもどきの失敗作で


寒さの厳しい街の風が
抱きしめる言い訳になりました
炎が近くも体は冷えて
両手で抱き寄せ目を落とし


それではキスの話をしましょう
甘いキャンディはお舐めですか?
恋する人の洒落た心遣いに
愛は甘く熱くなっていくのですね


一日七回の口づけと
二日に一度のオルガスムス
愛の言葉は僕を裏切らないと
咥え煙草に泣いて知る




「煙草と歩き回る恋」