ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


雨の日には喉が渇くと
僕が嘯くその夜に
煙草の煙は雨に負けて
地を這い煉獄へ落ちていく


寒さが辛い二月には
それに相応しい恋の灯が点る
僕の永遠を引き伸ばし
それを吹き消す夢を見る


煙草は僕の愛だと言う
しかしとっくの昔に燃え尽きて
もう一本吸おうとする僕に
薄情者めと悪魔が囁く


愛の灯りは雨には負けず
僕の吐息の風には負ける
独りぼっちは寂しいなどと
感じる間もなく死んでやるのだ




「煙草と雨と恋人たちと」