ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


寂しい人と定義される
その解答は先延ばし
哲学的帰納法に基づいて
哀しみが僕に逢いにくる


悪魔的選別の業により
僕たち人間は人間足らしめ
それを逃れた自由の彼は
精神病棟を自らの城とする


過度に褒めて死に追いやり
後悔は未来を抉り取る
運命と名付けた不変性を
自ずと笑う幼き少女


今この瞬間に消え去るを
最適なんだと言い聞かせ
安全剃刀の夢を見る
途方もないほど不条理な夢




「夢見る安全剃刀」