ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


風俗女の唇は
いつもたっぷり濡れていて
口蓋の中を蠢いている舌が
僕の命を捕まえる


六千円の恋心
今ならお得に味わえる
本気になったら哀しみが
不遜に夜街に降り積もる


病気になれない人があり
嘘で救える十五分
それから先が知りたいという
子供が僕に喚いて急かす


涙は核兵器に匹敵します
彼女は嘯き笑い泣き
詩人になれない僕が言う
貴方は幸せなストーブなんだと




「風俗女」