2013-01-02 ■ 街灯りが暮れなずめど 人には難儀な悩みがある 紐解いていく感覚が 痛みと憧憬を呼び覚ます あの人がいないとか この夢は叶わないとか 友好的な愛の難儀は 残らず全て唄になり果てる 遂に情報体を手にしたら このような躰は捨て去って 私は旅に出かけよう 二度と自分を見つけぬように 終着駅で遺失物入れに 僕の言葉を置いておこう きっと寂しい誰かがフイに 拾って微笑みホームを跳ねる 「難儀な躰を捨て去って」