ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


前髪を一ミリ切ったのは

別人の私になる為で

気づかぬ男に価値はない

気づかぬ愛など在り得ない

 

遠距離ラヴの行く末が

床に散らばる髪の死体

後ろ髪を引き摺られ

破瓜の匂いが立ち込める

 

破れた恋の短髪は

美意識が無くて嫌なのよ

刈り取る髪を燃やしたら

全てが無意味になる傲慢さ

 

物知らぬ子供に聞かせたい

髪の毛程度の愛情だけで

どんなに豊かになれるかを

どんなに寂しくなれるかを

 

 

「黒髪への我が儘」