ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


美しく在ろうとした醜悪は

何ものよりも本物だ

その証明を導く為に

僕は死んでも構わない

 

毛布に包まる寂しさも

闇夜に叩く息苦しさも

第三者たる惨めさも

美しく在ろうとしていたのだ

素直な気持ちで信じていたのだ

 

不細工な言葉は熱を帯び

幾つも幾つも傷を刻まれる

そして僕らはその光景に

悲鳴にも似た真っ赤な祈りを、

祈りを、おぼえずにはいられない

 

鏡を全て叩き割ってしまうような

激情を要する痣だらけの喪失が

この世の中に存在すると考えるだけで

ああ、神様! と心が騒めいて

 

病床の感情で死するを生き抜く

醜さゆえのテロリズムな悲しみよ

自意識の腕で自らの首を絞めながら

今日も痛みに歯を嚙み自負せよ

 

 

「醜悪の魂」