ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


躰を金で売る情婦ほど

命の値段を知る者はいない

女同士の噂話で

存在論の解を遂げるのだ

 

僕らの街の上空を

飛来していくミサイルは

幾つの価値を見いだすか

その灼熱の可能性に

どこまで他人でいるつもりか

 

もしも弾頭のサイボーグと

寒空の下の色女が

互いで答えを見つけたら

正しく軽く下らない

命の値段が換算されよう

指一本だけ宙を指し

 

しかし僕は多くを見ずに

幸せな尊厳を摂取するのだ

或いは死にゆく子供のように

 

 

「塩辛い正しさ」