2013-11-15 ■ 世界が広いという信仰は 割と僕には絶望的で 自分のサイズの限界に 心臓を掴まれる心地がした 拍手を貰う立場になれば 否応なしに正気を疑われ 指をさされる時さえあるが 僕とは寧ろ健康過ぎるほどだ 足元にいる鳩たちは こぞって人間慣れすぎて もう飛び立つこともないでしょう 日々に驚く価値は無かった 肥えた言葉に埋もれる前に 痩せた詩編を書き残そうか その頼りないフレーズたちが 時には馬鹿者を勇気づけさえするなら 「二つ目の信仰」