ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


キリストが殺された日に
世界は愛という元素による
完璧で純潔な唯一の真実を
逃して離して見失ってしまった


その罪が僕らの日常に
パズルのように組み込まれる
ある人は呪った自殺に数え
あの娘は携帯で援助交際を受ける


泣きながら子供を虐待する親を
責めて笑い続ける酒の席の話
知識人の暴力的な価値観に
あどけなさを失う苦しい人よ


世界は愛無き贖罪の場所
その罰としての偽りの愛情
それに気づいた僕などは
殺人ナイフに映る詩情を知る




「何も言いたくない」