2012-12-05 ■ 希望無き欠落が影を落とし 今日も夜がやってくる 僕の悲しみの不自由さを ナイフのような風が慰める アリルイヤと唱えれば この痛みも神の祝福となるのか 苦しみの中で愛を見いだして 賛歌になり得る人生となるのか 君から貰った受け売りの 孤独な幸福感に涙が止まらない 少年だった頃の赦された日々に 僕は容易くさよならを告げたから 小さな小さなこの世界の中で 僕が手を伸ばせるのは如何ほどか せめて今夜は僕の寂しき欠落が 優しき意思のものだと信じていたい 「アリルイヤ」