ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


悲しい嘘も
永遠の孤独も
冷たい涙も
真っ赤な狂気も
耐え難き現実も
届かない祈りも
白々しい不幸も
飽和した悲しみも
ほどけていく心も
許されない罪も
全て貴方から貰ったもので
貴方に少し触れた気がして
だから僕にはそれが愛しい


小さな詩編も
間の悪い詩編も
不器用な詩編も
頼りない詩編も
酔い溺れた詩編も
夢のような詩編も
何処かにある詩編も
病み始めた詩編も
解かれない詩編も
恥ずかしげな詩編も
全て貴方に贈ったもので
貴方を忘れる事などできずに
だから僕はそれを護るの




「それを胸に」