ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


傷の痛みに気が付いて
僕の高鳴りは始まった
それは僕だけではないということ
それは一匙の感情だということ


狂気の外で拾い食い
慕情の中で鼾かく
貴方の横で目を擦り
彼らと何処までも距離をとる


全て逸脱した感情に
懐かしさだけが役に立つ
二人称を求めていたら
三人称に加わる僕よ


息もできぬ感情を携えて
僕は日本語と戦争をする
それが限りなく僕であるということ
それが全てを呈するということ




「右手中指第二関節」