ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


君と一緒になれぬなら
こんな言葉も意味がない
だけど言葉にしないなら
貴方が偽物になるのです


空気が真に透明なこと
齢十六で気づきました
光はどこまでも伸びていき
時には暗がりで息をします


その様相で佇んでいた
僕だけの貴方、本当の貴方
そよ風さえも危なげで
一節さえも頼りない君


白い肌を流れる血液が
彼女の完璧な模様に変わり
その呼吸の覚束なさは
核爆弾より繊細だった


僕は一目で貴方を想い
その手を離すまいと手を伸ばす
それから彼女は一度だけ笑い
耐え切れぬように弾け飛んだ


僕は今その体液に塗れて生きている
だからつまりそれが生きる意味
僕は今その熱を持って生きている
だからつまりそれが不当な愛




「不当な愛」