2012-10-27 ■ 僕の泣く理由を数えます それは思い出に眠る時 それは夢を思い出せない時 それは人影に立ち止まる時 理由は意味を作り それを崇拝して人と成る このままじゃこの僕も 終わった舞台に重なっていく ああ、夕暮れが珍しく赤くて 街は火の海になりました その炎こそ僕の意味 そして死にゆく理由かな さて優しさの意味を溶かして 此処は境界の欠落したスープです 流動食になったこの僕に 貴方の意味を理由にして下さい 「理由と意味の逆算」