2012-10-07 ■ 酷く眩しい幸せは 身体を柔らかく溶かし尽くし そのビンに溜まった僕たちを 不幸の海に還します この海を騒がせる人たちは 何処かみんな真面目な顔していて 頭の悪い僕などは 彼らの論争に怯えるばかりです 幸せの犠牲になった不幸に 誰が優しい声をかけてくれるの? 言語の上では正しくも この感情論には勝算もなく 結局僕は苦手な人と ほんの少しの大切な人 その満ち引きに擁かれて 悲しい大人への引力に圧死する 「不幸と幸福の惑星」