ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


人でなく
獣でもなく
愛もなく
ただ喧騒を避けてきただけ


構わないでよ
苦しいわ
貴方の一番、空に飛ぶ
あの娘はきっと我が侭ね


夢が泣く
日差しまで泣く
また泣いて
それでも御伽噺を疑わずに


教えないでよ
意味無いわ
貴方の秘密、手を伸ばす
あの娘は絶世な含み笑い


僕でなく
私でもなく
彼も居ず
在ること無いこと悲しんで


怒らないでよ
寂しいわ
貴方の感傷、見失い
あの娘は狂って嘘を吐く




「百合の花が咲き乱れ」