ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


始まる前に言えるのは
「全ての罪に悲しみを
それ相応の悲しみを
果てなく静かな悲しみを」


そして次に言うべきは
「それから貴方を祈ります
いつでも貴方に祈ります
幾多の夜に祈ります」


さらに加えて言うのには
「惨めな貴方が必要です
壊れて、貴方が必要です
傍で、近くで、必要です」


いよいよ最後に言うのなら
「世界はこんなに美しい
苦しみまでもが美しい
死にゆく僕だけ、美しい」




「絵空事」