2012-04-11 ■ 雨の優しさが嫌いです それは僕を不随にして とても悲しい事でさえ 忘れてしまえと言うのです 僕の血液に雨粒が混ざり 少しずつ僕じゃなくなっていく 頬を伝う雨の水滴なんて 僕が笑いものになる理由なんだから 濡れた犬が泣いているよ 傘の中に入れてあげたいけど あいにく僕には傘がなく ベランダからコンクリートにぶつかる夢を見てる 貴方は雨は嫌いじゃないわなんて 綺麗な顔で笑いかけて呟くから 僕はやっぱり雨が嫌いです 僕には無いから、大嫌いなのです 「雨は嫌いです」