ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


美しさを想う自殺志願者
彼女には全てが汚かった
穢れて汚れてまともじゃなくて
その世界に産まれた自分を何より憎んだ


死に向かう美しさだけを信じ
それ以外は全て陽炎だった
街のネオンや流行りの音楽も
吐き気の味がするばかりで悲しかった


愛する人に出会えたならば
彼女は生きていられただろうか
ただ愛は不潔だと唱える彼女の
最期の悪あがきになっただろうか


人は汚れないと生きてはいけぬ
結局彼女を潔癖で殺すこの世界に
去り際だけは無垢であればと
僕は今宵、目を閉じている




「ズタズタに刻まれて美しく」