ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


僕の声が銃声になればと
僕は言葉を始めるのです
声をとがらせ狙いを定め
壁に向かってダガダガダ


僕の声が銃声になればと
僕は何度も続けるのです
喉を捻ってポーズを決めて
壁に向かってダガダガダ


僕の声が銃声になればと
僕はいつでも始めるのです
片目瞑って首を傾け
壁に向かってダガダガダ


ああ、僕の声が銃声になれば
あの娘は汚れず済みました
僕もツンボにならずにいたの?
壁を殴ってダガダガダ


僕の声が銃声になればと
僕はいつまでやってるつもり
涙を堪えて怒りに任せ
壁に向かってダガダガダ




「僕の声が銃声になればな」