ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


祭囃子は嫌いです
僕を脅迫するのです
少しずつ近づいてきては
何も教えずに離れていきます


神社の道を片足で
願をかけては渡ります
途中の金魚の死体には
決して振り返ってはいけません


腐った匂いの見世物小屋で
いつぞや貴方が泣いてます
僕は眺める群衆に
そっと火をつけ赤く赤く


祭囃子は嫌いです
僕を思い出させるのです
少しずつ悲しくなるこの僕を
何も囁かずに消えていきます




「きつねのお面」