ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


蝉が頭に飛びついて
木の実のような音がした
少し笑って寂しくなって
蝉の恋慕を思い出す


愛のために生きる蝉と
うまくは生きれない私
私は蝉が羨ましい
私は恋が羨ましい


耳を塞いでしまっても
まだまだ汚れは拭えなくて
口を噤んでしまっても
まだまだ穢れは払えなくて


私の脳で蝉が鳴く
何度も何度も咽び泣く
私は夏の終わりを感じ
頭の蝉が絶命す




「頭に蝉がぶつかりました」