2010-06-04 ■ 夢見がちなわたくしは 思考の檻に閉ざされたまま 瑣末な肉に宿る 反逆心を食い縛っている 美しき少女はわたくしを離れ 赤い粒となり拡散される わたくしに残ったこの感傷を 安価に映画ナドに売り渡す 空が高く、落ちてしまいそう それでも少女が忘れられぬ 殻を破ったばかりのこの水辺で わたくしは月と呼ばれます そして平常に続く日々の中で わたくしの獰猛さが一筋溢れ そこにはお花が咲きましょう だから今、身近な貴方の束にしたのです 「ツンデレ」