ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


祈る言葉数
熱を声帯と類似し
色めくは小人たち
僕の頭の穴の中


沈む、止まる声
ただ耽るのを恐れている
すぐ見抜くのを恐れている
恐れている、恐れている


願う振動体
其れは病魔に類似す
紅染めたあの少女
僕の知らない傷の星


沈む、痛む月
気が触れるのを恐れている
目が閉じるのを恐れている
恐れている、恐れている




「億千にひとつ」