ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


時と言うものが止まってしまって
誰の意識も感応できずに
思考と言うものを失ったら
きっと一瞬が屈強な写実になり
鼓動も吐息もラブシーンも断線し
空間はそのまま宝石になるでしょう


ならば僕は精神を引き起こす電流になって
情緒の電気運動がいつか誰かに駆け回り
僕の感動因子を丁寧に転写したい


ならば僕は肉体を持たぬ色になって
赤く青く白く黒く無粋に塗りつぶした
僕の目が映らぬ居場所で微笑んでいたい


ならば僕は完璧な静止体と化して
永遠の中で意識も人格も失った後に
溶け散って伝わらぬ伝え話になり果てたい


全てが崩れてしまったその後に
全てが風になったその後に
誰もいなくなったその後に
ただただ綺麗な情念の花が咲きました




「時と言うものが止まってしまって」