2009-06-30 ■ 透き通る映像が音を立てる 月の夜にけだものはいない 忘れない思い出がピカピカ 良心にほだされた手紙たち 悲しみを大切に撫でている彼女へ 星たちとくるくる踊る彼女へ 未来を過去だと微笑む彼女へ 返事を待つのを待ち侘びた彼女へ 彼女は恋慕と仲がよい おしゃべりしたくて泣いたふり 彼女は情愛と夢を見る 一緒にいたくて拗ねたふり 静かな波が流れ星に触る 貝殻たちが海を反響させる 彼女はいつまでも風景になる 僕は流れた滴、ラブレター 「海の星の手紙」