2008-11-29 ■ 私の奪われた感性は 塗装された道に横たわり 感受性は端から切り裂かれ 想うままになる事は許されない 詩を思い浮かべる事すら出来ない 私はいつかに汚される 安上がりのパッケージに身を包み 誰彼の使い捨てが悲しく想う 言葉に出来たら気ままで その形を知るのは体温 忘却の傍を通り抜け 貴方と呼ばれる高熱を覚える 私の失意を忘れないで 小石を投げて祈る水面 地平線膨んでくる頃に 私の感性はただ風景に色づいた 「奪われた感性」