2008-11-21 ■ 青い黄昏に僕は心奪われて 大切なあの人のことも忘れてしまう その黄昏は静かに暗く 僕の気持ちなど知らない風だ 闇に紛れる景色、背景その中に 僕が蕩ける蛍光灯の反射 その背景は全てのもので 誰だとしても皆孤独だと言う もう朝など来ないかのように僕を襲う 心許したあの人は何処へ? 光の屈折による想像体に於いて 僕の一人は収縮して輪郭をなぞる 一般化された様々な手足に負けて 荒みきった心に願掛けて ようやく半周廻ったところで 僕に纏わる息に帰ります 「青い黄昏」