ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


曖昧色の空で笑っちゃう僕だけど
誰かが其れを褒めてくれるたびに
僕は求めていた想いや意味を忘れ
酷く杜撰な毎日を甘んじてしまう
甘い囁きとか宇宙とか生活とかは
僕の事などそ知らぬ顔で消費され
残るのは煙草と歯の痛みと酷い咳
貴方は気紛れで僕の上を弧を描く
僕の胸は声が聞こえず悲しくなる
何だか頼りなくて心が乱れるけど
僕だって情報体の光が交差する迄
貴方に恋をする位の猶予はあるよ


自由です


偽悪的に笑う誰彼たちを
僕は許す事は出来ません
誰かの笑いは僕への非難
彼らとは痛む場所が違う
セックスが楽しい彼らと
サンタマリアを信じる僕
悪いほうは僕の方だから
悪いのは彼ではないから


自由です


私は宝石箱で
貴方が好きで
火が足りない
泣かないでよ


自由です




「自由です」