ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


私の前髪が揺れる時は
貴方に助けてもらいたい
私の肺に水がたまって
赤い雫が曖昧に広がるその前に


私の胸が汗ばんだ時は
貴方に抱き締めてもらいたい
私の腰の位置が決まらなくて
誰かの思惑に突き抜かれるその前に


私の貴方が息が出来ない時は
貴方の私が傍にいる
私の貴方が汚されてしまう時は
貴方の私が抱きしめる


私の肌の細やかさを貴方が褒めて
貴方の心の細やかさを私が好きになって
私の瞳の透明に貴方はノックし
貴方の神経の透明に触れないのが私


私の消せない穢れの意味を
貴方に知って、もらいたい
私の命の脈打つ血潮が
貴方の思考を知らなくなるその前に




「健常さ」