ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


僕の頭の中の脅迫的な命令破綻な妄想により
僕の頭の中の自業自得この上ない一つの現実は
僕の頭の中の甘酸っぱい自尊心を打ち砕き
僕の頭の中の潔い決定を促しては僕を打ちのめす


僕の頭の中のくすぐったい出来事は
僕の頭の中では何時だって詩的と呼ばれ
僕の頭の中の赤く膨れてはちきれそうな乙女心を
僕の頭の中で何度も何度もレイプしている


僕の頭の中の僕の頭の中は僕の頭の中と同一ではなく
僕の頭の中の僕の頭の中にいるのは甘えと怠惰であって
僕の頭の中は何一つ悪くなく、何一つ穢れずに、何一つで
僕の頭の中の僕の頭の中が僕の頭の中を凌駕する事が度々ある


僕の頭の中でのロマンティックな恋愛と結ばれるのは
僕の頭の中の頭の外にいる稀に不可侵な人々たちで
僕の頭の中にチョイとノックをし電気信号を送り込んだら
僕の頭の中から逃げ去った僕が街中でレイプしている


僕の頭の中でさえ僕の頭の中と僕の頭の外が傷つけあい
僕の頭の中の頭の外は誰かの碌でもない残酷な意見を支持し始める
僕の頭の中での討論は討論するための討論であってリアリティを失い漂い始め
僕の頭の中は頭の外を一層拒み僕の頭の中はドンドン小さくなっていく


僕の頭の中で僕の好きな人が微笑んでいる
僕の頭の中で僕は穏やかに公園に座っている
僕の頭の中では僕に優しいと言う言葉が飛び交っている
僕の頭の中でレイプされる惨めさと言ったら!


僕の頭の中はそして精神だけの世界で辛うじて存続を守っている
僕の頭の中でそれでも僕の悪口をいうのは誰なの?
僕の頭の中で生きていく僕を屑と呼ぶ誰彼と模索しながら
僕の頭の中に僕だけの頭を僕のために作る


僕の頭の中の僕の頭の中を僕の頭の中だけとしてしまいたい
僕の頭の中の僕の頭の中の僕の頭の中などもう欲しくない
僕の頭の中の僕の頭の中の僕の頭の外だって要らないわ
僕の頭の中の僕の頭の中のレイプ無きロマンティックに胸を焦がしては駄目なのかしら?


僕の頭の中が僕の全て
僕の頭の中が僕のありとあらゆる世界をつくり僕の最後の僕を保っている
僕の頭の中を誰かに必要とされたかった
僕の頭の中の僕の雄弁さを懐かし、そして決して傷つけず、ただ僕の頭の中を誰かの愛を受け容れられる形と性質と力を持つ、僕の許すべき僕の許容すべき僕の愛すべき僕の頭の中にしたかっただけなのに


僕の頭について僕も誰も答えを言わない
そして、僕の外側は強かに嘔吐する




「役に立たない僕の頭の中」