ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


殺し殺され雨あられ
躊躇い傷に躊躇って
精神患者に闇覚え
かくも努力を方法論の一つだと信じて疑わない皆様へ
吉報です朗報です悲劇です過激です
わたくし僕(ぼく)なるこの屑は
ミキサーに突っ込まれた金魚のように
真摯に貴方様の傍におつきいたします
それはそれはとてもバターで炒めたフレンチトーストのように潔く
この命と呼ばれる有機化合物の何らかの作用で出来た適当な酸化物であることを認め
生涯其れに何の抵抗をしないことを誓います!
屑屑屑と仰られる前に
どうかその僕の向う見ずな自閉的アート活動を
心頭一杯にご覧下さいまし!


殺し殺され雨あられ
妄想癖を想像し
ボーダーラインに揺るぎない
かくも打開する事がまるで御伽噺のような熱量を覚えている皆様へ
吉報です朗報です悲劇です過激です
誰かさんが見つけた何かしらの解決に
僕の風景は醜く汚されています
顔の輪郭で疑いガラスの目玉で見透かしそして僕を決して信じない貴方様
正解です正解です正解です
しかしそれでも僕の体面が在りますゆえ
僕がさもその言いあてを不服そうにする其れに其れをそうして其れですが
とにかく薬の効果が覿面である! というおおらかな人々に対して
僕は何の感慨もなく、嫌な想いをしているのです!
屑屑屑と仰られる前に
どうかその僕の安い命を反吐出す自閉的アート活動を
心頭一杯にご覧下さいまし!


年寄りが嫌いです
学ぶべきものを失った人間は此処まで醜いものなのでしょうか
若者が嫌いです
コミュニケイトによる相互理解しか能がないやつらなのですよと先生が仰っていました
大人が嫌いです
諦観によって勝ち得た状況に甘んじ、さも其れが事実と違いないと信じている妄想人は恐ろしいです
子供は不安です
彼らも様々な可能性により、様々に多面性を持ってして利口に立ち回るのでしょう


ああ、幼少の頃したキッスが忘れられぬ!
僕の頭は程々に摩り下ろしましたので
結果として優しさを研ぎ澄まされた詩人として
僕は三度ほど復活を叶えました
ああ、幼少の頃したキッスが忘れられぬ!
僕の心は程度によりけり、殺されたので
結果として優しさを研ぎ澄まされた詩人として
疑い信じず決して認めぬ彼らと手をつなぐ


容赦ない一撃です
慈愛なき堕胎です
鏡見る少女です
そして歪んだ群集を打ちのめす!


殺し殺され雨あられ!




「殺し殺され雨あられ」