ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


ヒーローが僕にやってきた
頼りなさげに生きている僕に一言
「俺について来い」
おっかなびっくり足取り重い


ヒーローは僕に言った
「俺はなんて素晴らしいんだろう!」
僕は苦笑いを浮かべてご機嫌伺い
差し出してきた手を不安げに握る


ヒーローは僕に言った
「俺に愛されるやつって幸せだな!」
僕はちょっとだけドギマギしながら見つめる彼は
まるで見透かされたかのような笑顔のヒーロー!


ヒーローは僕に言った
「お前も俺が好きだろ」
僕の中で止まっていた時間が動き出した
嫌だったあいつが後ろで悔しそうにぷりぷり


ヒーローが最後に言うには
「誰も気付いちゃいないが、お前の優しさを知ってるぜ」
僕は嬉しくなっちゃって何度も泣く
ヒーローは遅れてやってくるんだよ!


ヒーローと別れて直ぐ僕は
貴方に会いたくなってきた
ヒーローと別れて直ぐ僕は
貴方に会いたくなったんだ!




「ヒーローと僕」