ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


はじめまして、おひさしぶりです、こんにちは、みなさん。

いつの間にか知らない女の子と
友達になろうと頑張っていて
知らない女の子なので話は
いつでもスケベな僕の話
随分とそういう話をしていると
彼女は怒ったように言った
何かしら、何かしらのロマンティックさえあれば
きっと私たちは結ばれていたというのに
あなたはへたくそね! あなたはへたくそよ!
もう少し私を酔わせれば、きっとあなたは良い思いをしていたのに!
僕はその言葉を聴きながら彼女のスカートをめくり
その中にあるはずの宇宙の代わりにあった布切れを下ろし
その中にあるはずの宇宙の代わりの陰部を触り
そして彼女が去っていくまで一生懸命頑張っていた
ちっとも楽しくもない(だってキスができないんだもの)から
今頃に現れたあなたに
こうやって暴力を振るってしまったわけで
別にあなたが嫌いなわけじゃない
ただちょっと優しさが足りない僕が
あなたの前に交通事故のように現れただけなので
あなたは次から用心すれば良いだけなので
あなたがすきだとかあいしているだとか
そういう言葉を求めてしまわないでほしい
知らない女の子は求めなかったし
僕はもう頭がぐちゃぐちゃになりそうなほどだって
もうぐちゃぐちゃなんだって
分かるよね? 分かってほしいな
分からないかな 分かってよ
僕は怖い人間じゃないけれど
僕はもう爆発してしまうよ




「問題は、何がないのか」