ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


僕は内臓をやられてしまって
薄暗く光る緑でドロドロ
頭がこんがらがってはもう
何回刺したかも覚えていない
そんなことを言いたいんじゃない!
分からないだけで僕は死んで
その姿を誰かが見つめている


吐いた


僕の言葉なんて
誰も知らないよ


遠くの空で僕を待っている人なんて
誰一人としていないから
僕はもう空が大嫌いだ
泣き虫


大凡もう終わりだなんてみんなの目線が少し痛い


僕のすい臓と小腸が
随分前から現実に不在なので
十分に消化されない女の子
哀れに水分奪われる


何で僕のために笑ってくれないんだ、何で僕を見つめてくれないんだ、何で僕に言葉をかけてくれないんだ、何で僕の事を無視するんだ、何で僕に対してそんなに無関心なの、何でそんなに彼と寝ているのが楽しいの、好きなのに、僕は好きなのに、愛しているのに、好きなんだ、僕は好きだったんだ


僕は
最後まで何も残せず
何も助けられず
何一つ人を抱きしめることも出来ず
ただただ人に疎まれ
人に蔑まれ
そして迷惑をかけ
死ぬ
死ね


この悪魔


皆大好き
僕の全て
誰もいない
優しくしてね
痛いのは嫌
どうしたんだろう




「浸透した血液」