ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


現実は僕を苦しくさせる
実情で怖くなる
僕の足を食いちぎるそれらに
僕は嘯き続けてきた


どれだけ生きてこれただろう
と、考えるのはよしなさい
享楽に心を甘んじて
怠惰と病魔の境目を渡る


考えることは傷むこと
だけど考えなければ一人
愛し合っているなんて
言葉が胸を滑り落ちる


悲惨な僕だ、そう在ると
時間が速度を巡り回る
畳んだ自意識が其れに順位をつけ
僕という惨めさをはっきりさせる


発生に時間のかかる薬たちを
僕はいつも願掛けに飲むけど
本質が実情に伴わない今
情けなくも一人閉じ篭る


清算できぬ心で生きる
気持ち悪い体に迷い
誰彼を嫉妬しては
ただ物寂しく朽ちる


僕の命は何処へ行く
この存在の利用価値は?
答えはない聞こえない
僕では何一つ見詰られず


貴方の事を想うといえば
負けずに居られると笑う
唯一つの言葉のために
とにかく探り果てたけれど


リアリズムな少女傍ら
線のない毎日に泣いて
迷惑だった僕の最期は
いつかの線路に置き去りに




「目が覚めたときのこと」