ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


赤ん坊が泣く前に
大きく息を吸い込んで
酸素に含まれた切なさが
彼女の胸を熱くする


どうしようもない、僕が
怖い日の夜に過ぎて
笑わなかったら駄目なんて
もう誰にも言わせない


なんてきれいな笑顔
楽しそうな毎日
幸せな関係
痛まない命


誰かの正義が僕をぶつの
誰かの事実が僕をぶつの
僕なんて居なければ良かったなんて
簡単に口から出てくるくらいなら


一緒に泣いてしまう
実情が伴う僕に
夢の中が全てで
泣き止まない彼女に




「目を静かに閉じて」