ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


僕はいまでも
覚えています
人を殺した
あの日の記憶


空は晴れても
覚えています
惨めに人の
代わりになれず


どうすれば
生きていられる?
どうすれば
穢れず笑う?


人を愛せど
記憶は僕で
一人泣いても
記憶は僕で


いつしか僕は
引き篭もります
彼の想いも
汲みとれられずに


どうすれば
死んでしまえる?
どうすれば
やり直せれる?


謝りたいのに
所在はなくて
抱きしめたいのに
所在はなくて


僕の言葉は
いつでも泣いて
惨めな僕は
それでも生きて


どうすれば
生きていられる?
どうすれば
泣かずに一人


誰かの言葉
かみ締めている
泣かず想いを
かみ締めて、いる




「泣いた」