ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


誰しもの感情にもぐりこんで
また生まれたい
その泣き声が聞こえる頃には
随分と些細なことで傷つく自分を
許すことが出来るでしょう


誰かの仕業にしてしまいましょう
最大限に自分を庇護しましょう
其れが人間というものです
ただ愛情に満ち溢れた
一つの生命というものです


逃げてしまって構わないのです
誰彼の皮肉など耳をふさげばいいのです
逃げた先を逃げ、その道のりは
確かに生きているということなのです
ただそれだけの大切さなのです


顔を伏せれば付き合いの悪さを口にされ
弱さを見せればすぐさま非難が始まる
やはり貴方は私が嫌いなのでしょう
ならばただ陽炎のごとくその優しさの世界を
信じ掲げては傷つけば好いのです


全ての事実を信じてはなりません
しかし何かに成らねばなりません
誇示するのはいつだってそのような大人です
憎まれればいっそ渡り歩き疲れ
優しければついに愛しさに傷つく愚かな自分




「その代償」