ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


消耗された月に
悴んだ瞳に
気持ち悪い赤
僕を促している

正常に戻るにはいかほどの代償が必要ですか
条理に徹するにはいかほどの苦痛が必要ですか
僕の病魔は
この神経の過敏は
いつからか僕を支配し
叩きのめしています


雨は嫌いです
其れは惨めです
繊細な糸の先の先まで
旅立ってみたいとは想いませんか


僕という症状擬態は
どこまでも何もかもを失う装置です
恐ろしい歯車を動かした
たった一つの仕組みです


ああ、薬は気休めですとも
そうです、僕には
残された時間ばかり冗長になり
熱量が失われたままで
何もかも危うく不安定な
ただの肉片です


どうか迷わないでください
迷わずにそっと
何もかも構わぬというそぶりで
どうか人間たらしめてください


願いとは届かずのまま
余りある、余りある?
「幾分とキレイじゃないか」
戸惑いに意味を伏せて
そこらじゅうを駆け回る
ただの野性を失った亡霊が
僕から僕を失わせている気がして
ならないのです




「役立たず」