ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


子守唄にさようなら。

「これ以上何を望みましょう。」
「そう、何だってまずは今あるものの言論化から。」
「闇も光もただの現象に過ぎないわけで。」
「後付のイミね。でも言葉から生まれるものばかりだから仕方ないよ。」
「ピアノを弾いてみたい。うまくできるかな。」
「言葉以上に自分を表せたら素敵ね。そうやって自分がやっと形づくの。」
「優しいんだ。」
「優しくなりたいだけよ。」
















蜻蛉は街を切り裂き
何一つ気落ちせず
飽くまで本能のままで
その羽に震えを与え


蜻蛉の百八の視界に
様々な人々に
全ての人生を色づけ
偏ることの無い中立よ


指先に止まってくれるな
最早全てを見つけると
其れこそ満天の星星に
其れこそ大地の翳り火に


蜻蛉よ、透明な両手に
研ぎ澄まされた胸に
何一つ心を置かんとし
切り裂いていく蜻蛉よ




「人ならず蜻蛉」