ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


後。

ああ。
あああ。
なんだ。
もう。
今此処は。
何で泣いているの?
ねぇ。
ああ。
あああああ。
助けてよ。
誰か、助けて、よ。
うう。
どうして。
どうして僕は。
誰か泣いてよ。
ううん。
出てきてよ!
こういうときに限って今僕は僕しかいなくて。
はは。
誰でも好いから、声をかけて、下さい。
どうすれば好いんだろうね。
僕は本当に。
頭が悪いみたいだ。
可燃性高圧ガス。
それだけそれだけそれだけ。
ああ。
ああああああ。
ああああああああああああああああああああああああ。
ううん。
もうね。もう。うん。もうだよ。もうなんだよ。
どうすれば好い?
どうすれば認めてくれる?
どうすれば分かってくれる?
どうすれば。
どうすれば。
そう。
「貴方が認められるような、理解してもらえるような、そんな努力を一度でもした? 人に寄り添った? 好きになった? 愛してみた? ウソツキ。嘘吐き。貴方はいつだって独りを望んだじゃないの。」
どう。
どうしよう。
ああ。そっか。
疑問系なんて、とてもとても愚かなことなんだ。
肯定文はもっと無様なものなんだ。
何で僕は認められないか。
何で僕は好かれないか。
何で僕は理解されないか。
何で僕はこんなにも気持ち悪いのか。
つまりは、原因は。
うん。
はは。
は。
投げてしまいそう。
だ。








欠陥として
何者にも何も
飽きちゃった
勝手にやるよ


やる事が分かる
理解できます
登場の注意
透明の効力


折りたたみ式自我
ワンタッチ連帯感
全自動式表情筋
文句言うなよそこまでで


此処でテロップ
勝手にやっておりますが
未だに何もしておりません
赫々云々


嫌いになっただろう
不愉快に違いない
そして全ては縫い合って
可哀想な僕に


容赦ない一斉攻撃
僕は被害を受けてます
容赦ない強制構築
あらあら、可哀想


「圧縮解凍」